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はじめに

ここでは、実際に私がスクールに入ってから一人で飛べるようになるまでの経験をまとめております。
ただ、飛ぶ体験がしたいだけなら1万円で15分くらいのタンデム飛行(二人乗り)をしているサービスがたくさんありますのでそちらを見て下さい。ここではガチで一人で飛びたい人のためのページです。

そもそもなぜこの記事を書こうかと思ったかというと、ネットに出ている情報と私が実体験した内容が大きく異なったからです。皆さんが一番気にしている免許、費用などをありのままを正直に書いています。これからモーターパラグライダーを本格的に始める方にとって少しでも参考になればうれしいです。

注意事項
  • 当方は趣味で楽しむアマチュアですので一部内容に誤解が生じることもあります。
  • スカイスポーツは常に危険が伴いますので有識者の元で始めることを強く推奨します。
  • 本記事の情報が元で発生した事故や損害について当方では一切の責任を負いません。

以上納得頂ける方のみご覧下さい。

モーターパラグライダー(パラモーター)とは?

日本では「モーターパラグライダー」と呼ばれていますが、
海外では「パラモーター」と呼ばれることの方が多いです。圧倒的に海外の方が人気があります。

なぜかって?そりゃあ日本は島国でフライトエリアが狭い、かつ法規制が厳しいので自由に飛び回れないからです。ドローンと一緒ですね。ただ、ドローンと違って有人飛行なのでドローンよりは規制は緩めです。

この機械でどんなことができるかは、著名なyoutuber「 Tucker Gott 」をフォローしておけばわかるでしょう。自宅からパラモーターでマクドナルドへ買い出しに行く動画は既に3000万回再生されています。

パラグライダーとハングライダーの違いは?

これも良く間違われる情報です。
パラグライダー(左写真)は、翼が落下傘で振り子の原理で放っておいても自重安定します。
一方、ハングライダー(右写真)は鳥のような翼を持っており、自分で操作しないと基本安定しません。

操作性はハングライダーの方が良くクイックな動きができます、骨組みがあるため毎回設置するのが大変。なので私はパラグライダー派です。

飛ぶのに免許や許可証はいるのか?

ぶっちゃけいらないです。モーターパラグライダー以前に通常のパラグライダーにも日本では免許制度はありません。

あるのは技能証です。ほとんどのネット情報がライセンス=免許と勘違いしており、持っていないと飛んではいけないみたいな書き方をされていますがこれは間違いです。

また、モーターパラグライダーは人の足で離着陸し車輪を持たないため航空機には非該当。よって航空局の許可証も必要ありません。 ただし車輪を付けたら許可が必要になります。

ポイント!!

・ライセンス=技能証明書 のことであり法的な拘束力はない
・モーターパラグライダーは航空機ではないため航空局の許可証は不要

では、ライセンスを取るメリットデメリットはなんでしょうか?

メリット

・カリキュラムに沿った技術を習得したことを他人に証明する必要がある場合
例1:管理されたフライトエリアで単独飛行する時の提示
例2:大会に出る時の提示

デメリット ・取得するのにお金がかかる。試験がある。
・毎年更新する度にお金がかかる(これが一番やっかい)

なので、趣味で山や海を飛ぶだけならライセンスは不要です。スノーボードと一緒ですね。

一人で飛べるまでにかかる費用は?

ネットやスクールのHPだと免許の取得に約10万円だと書かれることが多いのですが、それはあくまで受講料だけでして、装備品など含めると最低でも約150万円かかります。ほとんどのスクールが入会と同時に装備を買うことを条件にしています。なぜなら重要な儲けだからです。仮に装備を持ち込みできても持ち込み料を取られるケースがほとんどです。(飲食店かよって感じですよね)

費用内訳

・立ち上げ訓練用の翼(キャノピー):0~10万円(ボロでよい。スクール内でおさがりがあればBEST)
・フライト用の翼(キャノピー):40万円(新品)
・モーターユニット(エンジン&プロペラ&ハーネス):100万円(新品)
・講習費、保険料:10万円
・無線機(地上講師と連絡を取るために必要):1万円
・救命具(海に落ちた時に水を感知して膨らむ浮き輪です)

中古品等を買って費用を抑える方法もありますが、お勧めしません。
安物買いの銭失いどころか命失いになります。あなたは150万円程度のモノに自分の命を預けられますか?以下、中古品をお勧めしない理由です。

・ヤフオク等で出回っている中古品は素性がわからないものばかりで、そのほとんどがノークレームノーリターン品。またパラグライダー全盛期(1990年代)の物が多く劣化が激しい。


・最近のモデルは性能が段違いで向上している
 特に翼(キャノピー)の進化がすごいです。金をかけるなら間違いなくエンジンよりも翼です。エンジンは最悪空中で故障して止まっても翼さえ無事なら無事地上に降りられます。逆にいくら良いエンジンを持っていても翼が悪いと即事故に繋がります。

例外として、初心者が一番最初に買う翼だけはゴミみたいな翼でも構いません。
なぜなら、地上での翼の立ち上げ訓練ですぐにボロボロになり使い物にならなくなるからです。
私はスクールに入ったので最初に35万の新品の翼でスタートしましたが見事にボロボロになり、結局フライトする翼は別途購入しました。

ポイント!!

・モーターパラグライダーで一人で飛べるようになるには最低でも150万円はかかる
・最初に買う立ち上げ訓練用の翼だけはゴミでもOK。その分浮いたお金を本番用(フライト用)の翼にかけるべき。

一人で飛べるまでにかかる時間は?

サラリーマンの私の例ですと、月に2回スクール行って卒業するのに2年かかりました。回数だと約50回、3h/回で時間換算すると150hはかかっています。


時間かかりすぎ。センスないなぁ~とか、スクールや先生ががしょぼいとか思われがちですが、完全に独り立ちするにはこれくらいは最低必要だと思っています。

天候に左右されやすいスポーツですので、スクールが中止になることも多々あり、なかなか予定が合わなくて来なくなる方はほとんどです。また、スクールを開催している場所が都心から離れているため続けられる人が少ない印象です。

カリキュラム一覧

私が習ったカリキュラム一覧と習得にかかった時間は以下です。それぞれの詳細は順次更新していきます。

気象学 :10h

風の読み方や、風速チェック方法など。私は座学ではなくOJTだった

翼の立ち上げ:90h

空荷でのフロントライズアップ、リバースライズアップ

着地練習 :10h

フレアの練習

機材の取り扱い: 10h

エンジンのかけ方、混合油の作り方、メンテナンス方法など

フライト:20h

最初は講師による完全無線誘導。基本姿勢でただ飛ぶだけ

その他

・横上げ(強風時に羽を横にした状態で上げる訓練):2h
・空中でエンジン止めての滑空降下訓練(エンジン故障時対応):2h
・ローパス飛行(アクセルワークで地上すれすれを維持して飛ぶ):5h
・スパイラル(急旋回しながらの急降下):5h

※ローパスとスパイラルは通常のスクールメニューにはありません。アクロバットコースに入るかと思います。

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